越冬

訴えたいことが、ないんです

贅沢が好きだ

贅沢が好きなんである。 実際には庶民的な収入しかないので、贅沢がしたいなあ、と思い浮かべることしかできないが、しかしそれでも贅沢が好きである。 私のイメージする贅沢というのは、具体的な行動としては、高級フレンチ(もしくはイタリアン)に行く、そ…

春の不調

またすっかり時が経っている。 色々あったような気もするけれど、大体はどうでも良いような事ばかりがあった。 ここ数年毎年なのでいいかげん学習してきたが、春といのは精神の調子が悪い。 なんとなくイライラして、なんとなく落ち込む。今年こそはそんな自…

髪を染めた後の数日間、髪の毛を洗ってドライヤーをしていると臭い犬みたいな匂いがするんだけど、どこに犬成分があるのだろうか。 臭い犬の匂いといえばうちの死んだ犬である。かつて私は、犬の背中に顔を埋めて「くさい」と言いながら一生懸命匂いを嗅いで…

風邪をひいた

風邪をひいた。 喉が痛いな、と思い、あれよあれよという間に風邪になってしまったのだった。 一週間ほど熱っぽく怠い体のまま会社に通い続け、わりと早い時点で喉の痛みは治まり、ようやく体の怠さは抜けてきたのだが、鼻水だけはまだ続いている。 読書の記…

戻れなくなって

‪昔、オタクの友人に、あの頃の気持ちに戻りたいからアニメを見るの?と聞いて、「はあ?」‬という反応をされたことがある。単純にアニメが好きで、好きだから見ている。どうもそういうことらしい。 アニメは全く見ていないが、そういった情報(特に子供向け…

あけましておめでとうございます

すっかりさっぱり日記をサボるようになってしまいました。 去年は、転職、ヘルニアが整体に行き始めたら合うところに当たって良くなってくる、などのことがありました。 今年のカレンダーは谷内六郎です。 谷内六郎好きな私としてはなかなか楽しみなカレンダ…

うたかたの日々3

大阪に行ってきた。 インターネットのお友達に会ってきたのだ。 インターネットのお友達は五つぐらい年下(曖昧)なのだが、穏やかで面白くて頭が良くて文章が上手くて私もこんな感じになれたら素晴らしいと思う人で、大変楽しく過ごしてきた。 会うのは二年ぶ…

うたかたの日々2

今日は失業保険の認定日なのでハローワークに行ってきた。 地元のハローワークは田んぼの中にぽつんと建っていて、いかにも田舎という風情だ。 日傘をさしながら、汗をかきながら歩いていく。 田んぼのある路には水路もあって、ドドドドと水が勢いよく流れて…

うたかたの日々

無職になった。 なったというか、退職を申し出たので無職に自分からなったのだが、無職である。 無職になる前は、私は外に出なくても花鳥風月だけで大丈夫なタイプではないかと思っていた。だが実際は、花鳥風月も必要なかった。外界の刺激がなくても大丈夫…

読んだ本

『恋日記』内田百閒 内田百閒の若かりし頃、16歳の栄造少年が、親友の妹、堀野清子に恋をして、数年間にわたる、その想いを書き綴った日記。 お前は清さんと鳴く鳥かというほど、清さん清さんと連呼している。清さんは容姿端麗、才女であって血筋も良い、し…

読んだ本

備忘録的に。 『魔の山』トーマス・マン 去年の十月末からかかって、今年に入ってようやく読み終えたもの。何度挫けそうになったことか。 ナフタとセテムブリーニの論争はほぼ理解せぬまま文字だけを追っていた。ハンス・カストルプは結局、セテムブリーニ始…

ヘルニア、我が腰の炎

ヘルニア、我が地獄の釜口、我が腰の炎。我が肉、我が要。ヘ・ル・ニ・ア。下の先が口蓋を一度叩いて、最後に間抜けにあんぐりと口を開く。ヘ。ル。ニ。ア。

財布を買った

薄々気がついていたのだが、財布がもう限界なのだった。 濃紺で型押しのしてある財布で、使いやすくカードもいっぱい入って便利なのだが、端が擦れて広範囲に退色してきていた。 やっぱりもう駄目なのか、もうちょっと頑張ってくれんのか。悩みつつ騙し騙し…

誕生日プレゼント

まだ来てないけど、今年頂いたもの リップクリーム三本 ブックカバー ヘッドホン あと多分今年も商品券一万円分を叔母さんが贈ってくれると思う。

ムー的世界

オカルト大好きっ子なのだが、当人には全く霊感が無い。 実はわが町には超有名な幽霊屋敷がある、正確にはあった、のだが、幽霊の目撃情報続々であるにも関わらず、一度も見たことはなかった。一度、若い男性の姿がその屋敷で見られたのだが、その男性は普通…

ゲスのクラウドファンディング

わりと募金する方である。日本赤十字、JPF、クラウドファンディングや、最近は児童養護施設なんかにも募金した。そうするとはたから見ると篤志家という感じにも見えそうだが、勿論違う。募金する動機は、この先も住み良い日本が続いて欲しいから、それが一番…

積ん読

積まれている。 とりあえず手に入る内に、出版業界を応援するつもりで、目につくものを買い続けてきた結果、どんどん積み上がった。積ん読本は積ん読袋と読んでいる紙袋にまとめて入れているのだが、段々その中にも入りきらなくなってこようとしている。 一…

備忘

早稲田文学女性号増刊 ルシア・ベルリン『掃除夫のための手引書』 創元SF文庫 レイ・ブクサヴィッチ『月の部屋で会いましょう』

足揉み

足のマッサージにはちょっと自信がある。才能があるんじゃないかと思っている。 特に専門的な知識はないが、私の足揉みには無限の可能性が秘められている。 時々足ツボマッサージやら、リフレクソロジーやらに行くが、足揉みだけなら私の技術も負けていない…

夏休み、満喫

と書くと夏休み中に何かしたみたいで、やや嘘になるのだが、この七月八月と、頑張って遠出したので思い出しつつ書いていきたい。 七月 ベルギー奇想の系譜展を観に東京へ行った。 目的はこの展覧会の目玉であるトゥヌグダルスの幻視、ヒエロニムス・ボスの作…

贅沢は素敵だ

最近、私の周りで一大節約貯金ブームが来ている。 私に来ているわけではなく、私の周りに来ている。 皆、ある程度歳を取って、将来に対する不安とか、そろそろ真面目に貯金せねばとか、思っているらしい。 しかし私は今、時計が欲しい。 今まで、安い時計を…

無呼吸

うかうかしている内に6月になってしまった。 特に何もしていないが、ここ数日の出来事を振り返ってみる。 親友の結婚式が11日に行われる。身内だけで挙げるので私は出られないが、先日少し親友と話をして気持ちが落ち着いた。なんというか、勝手に遠くに感じ…

さよならの代わりに

親友が結婚することになった。妊娠もしている。 よかったね、おめでとう。幸せになってね。という気持ちも確かにあるが、本当のところ、寂しい。とてつもなく寂しい。 親友とはよくフラッと色々な所にでかけた。仕事の都合で、一緒に旅行に行くような遠出は…

春の思い出

桜の季節は終わった。この辺りでは、花はあらかた落ちて、新緑の季節になった。 桜も好きだが、桜よりも私は藤が好きだ。桜が終わると、藤の季節がやってくる。 藤には思い出がある。 近所の川沿いに、藤の棚のある家があった。随分樹齢の古い、立派な藤の棚…

青っ洟の子供

本を読んでいると、昭和の子供はよく青っ洟を垂らしていたようである。 青っ洟、青っ洟とは何だろうか。 青っ洟の記述を読むたびに以前から気になっていた。私の人生で見かけた鼻水は無色か黄色っぽいもので、青っ洟と言われてもピンと来なかった。青っ洟と…

お金があったら

3億円当たったら、という想像はよくしている。大体、家を買って、資産を分散して、贅沢するとすぐに消えてしまう程度のお金なので、どの程度のささやかな贅沢を自分に許すか、という妄想に終始する。 先日、ネットで30億円あったらどうしますか?というトピ…

自転車泥棒あれこれ

先日の話では主題から逸れてしまうので書けなかった、自転車泥棒を観て思ったあれこれを書きたい。特に考察とかではない。 まず、父親が仕事を始めるために質屋にベッドのシーツを持ち込み、代わりに自転車を取り出してくるところ。昔の質屋って実に様々な物…

自転車泥棒

またしても体調が悪い。 元々持病として婦人科の病気があったのだが、ここ二、三年でにわかにヘルニアになり、寒くなると腰が痛むようになった。ヘルニアは本当にヘルがニアい。こりゃえらいことだ、と思っていたら、この一週間突然頭痛に悩まされることにな…

断捨離

という程のことをしている訳ではないが、じわじわと物を捨てている。 手始めに服を数枚捨て、本を捨て、部屋にあるこれはもう要らないだろうという物を細々と捨てている。 物に囲まれていると段々気分がくさくさしてくるが、思い切って捨ててしまうとさっぱ…

本を捨てる

積ん読が大好きな私であるが、一応少しづつ読んではいる。そして読み終わると今度は読み終わった本も積み上がっていく。 またぞろ本が増え過ぎて来たので、ここらで心を鬼にして本を捨てねばならないと、第何回目かの大処分をすることにした。 目標冊数は50…