越冬

訴えたいことが、ないんです

足揉み

足のマッサージにはちょっと自信がある。才能があるんじゃないかと思っている。

特に専門的な知識はないが、私の足揉みには無限の可能性が秘められている。

時々足ツボマッサージやら、リフレクソロジーやらに行くが、足揉みだけなら私の技術も負けていないんじゃないかと思う。というか、そこらのマッサージ屋には出来ないことが私にはできる。

 

何ができるかというと、時間をかけてひたすら揉むことができる。商売じゃないので、片足一時間、両足で二時間。ひたすら足だけを揉む。それだけ揉むと人の足はとてもいい具合になる。私はそれを知っている。

マッサージ屋は二時間コースともなれば全身くまなくやるだろうが、本当なら足だけで二時間かけてもよいのだ。足揉みを真剣にやり出すと、片足一時間は普通にかかってしまうのだ。

まず、私の場合、台湾式のようにいきなり全力で足ツボを押したりはしない。まずはやわやわと、足の裏全体を柔らかめに揉む。柔らかめに揉んで、硬く強張った足の裏をほぐしていく。全体を揉んでほぐしていったところで、おもむろに足ツボを押していく。一気に強くは押さず、じわじわと力を強くしていく。そうすると、だんだん痛さに耐えられる程度に奥深くまで足ツボを押していける。そしてふくらはぎも揉みほぐす。足首と、ふくらはぎの裏面を始めは弱めに、徐々に強く揉みほぐす。

これをひたすら時間をかけて両足揉む。上手く揉みほぐれてきて、調子が良くなってくると、お腹の働きがよくなるのか、お腹がギュルギュル言い出す。目安としてお腹が鳴るまで頑張ろう。

 

と、いうような感じで揉むと実に良い感じで足が解れる。いきなり力を入れすぎて足を痛めることもない。おすすめなんであるが、私の技術は他の人にしか使えないので、私がもう一人いて、お互いに足を揉みあえたらいいのになあ、誰か足を揉んでくれないかなあ。二時間も揉んでくれたら最高なのになあと思うんである。