越冬

訴えたいことが、ないんです

ムー的世界

オカルト大好きっ子なのだが、当人には全く霊感が無い。

実はわが町には超有名な幽霊屋敷がある、正確にはあった、のだが、幽霊の目撃情報続々であるにも関わらず、一度も見たことはなかった。一度、若い男性の姿がその屋敷で見られたのだが、その男性は普通に実在の人物で、管理会社から派遣されて窓を開けて風を通しに来ているだけの人物であった。

そのようにオカルト的、スピリチュアル的な経験がほぼ無いものの、無いからこそ、そういう話を聞くのは大好きである。

先日、東京に遊びに行った折、そこで一緒に遊んだお二人とお寺でおみくじを引いた。皆、吉だったのだが、一人はいつも運の調子に合ったおみくじを引くのだという。調子のいい時は大吉、悪い時は凶と、ちゃんと連動しておみくじの結果が出てくるらしい。凄い。そしてもう一人の人は、当人ではないのだが、その人の弟が、おみくじで凶を引く確率が八割なのだという。凄い。凶、なかなか出ないのではないだろうか。大吉と凶であれば、凶の方がおみくじの中に入っている確率は低いのではないだろうか。それを八割の確率で引くというのは、凄い話である。スピリチュアルな観点から言えば、なんでそんなに神様の反感を買っているのかという純粋な疑問も湧いてくる。

神様に愛される人、というのも滅多にいないだろうが、神様に愛されていない、といっても不幸続きの人生なわけでもなく、ただおみくじはほぼほぼ凶、というのも絶妙な嫌さ加減で味わい深いものである。